トップ > 安全な生活のために > 煙草の害 > 受動喫煙について > 路上喫煙の危険性 |
受動喫煙について タバコは、吸う人にとって害であることはもちろん、回りの人にも悪影響を及ぼします。 喫煙者が、タバコにより不健康になるのは自己責任ですが、望まぬ受動喫煙で健康を害するのは問題ではないでしょうか? ここでは喫煙が他人に与える影響ついて考えます。 副流煙とは 副流煙は、煙草の発火点から直接立ち上ることによる温度の差から、主流煙の数倍ないしそれ以上の有害物質を含んでおり、非常に危険であると警告されている。 この煙はアルカリ性(主流煙は酸性)で、アンモニアなどが含まれ刺激臭を伴う。 環境タバコ煙(ETS)とは 環境タバコ煙とは、タバコの喫煙により周囲に発生する煙であり、喫煙者の口から吐き出す煙(吐出煙)と副流煙の混合物である。 米国環境保護局(EPA)は、環境たばこ煙をAクラスの発癌性物質に分類している。 受動喫煙に因る障害 小児 ・早期新生児死亡・肺の発育遅延・低出生体重児 ・学童期の咳・痰・喘鳴・息切れなどの呼吸器症状 ・急性反復性中耳炎・滲出性中耳炎とその治癒の遅延 ・小児喘息・他の喘息性疾患・持続する低肺機能 成人 ・心筋梗塞・狭心症 ・肺がん ・体臭の悪化・鼻の違和感 環境タバコ煙(ETS)に因る障害 (厚生労働省 たばこと健康より) 小児 ・ETSは、気管支炎や肺炎のような下部呼吸器疾患の危険を増し、18ヶ月未満の乳幼児の年間15万〜30万人の患者がETSによるものと試算した。 ・ETSは、中耳に分泌液を増やし、上気道刺激症状そして肺機能の軽度の低下の原因となっている。 ・ETSは、喘息小児の発作の回数を増やし、症状増悪の原因となっている。ETSによって、20万〜100万人の小児喘息が悪化していると試算した。 ・ETSは、今まで喘息症状のなかった小児を、新たに喘息患者とする危険性を持っている。 成人 ETSは肺がんの原因となり、米国の非喫煙者に毎年3000人の肺がん死をもたらしている。
上の記事のように、直接子供の目の前でタバコを吸わなくても、喫煙が子孫に影響を及ぼすこともあります。 また、回りの非喫煙者に対しても影響があります。 禁煙は難しいかもしれません。しかし、あなたが喫煙する事はあなたの大事な家族、特に子供に対して悪い影響を与えます。 禁煙に手遅れはありません。早くタバコをやめれば、それだけ早く悪影響を取り除けます。ニコチンガムなども市販されていますので、これらを利用して禁煙の努力をしてみてはいかがでしょうか。 あなたの親しい人、大事な人を守るため、最低でも他人が居る場所での喫煙はやめてみませんか? >>次は路上喫煙の危険性について考えます。
|
||||||||
|