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煙草の害 このところ喫煙率も減少傾向となり(こちらの記事参照)、喫煙可能の場所も限定され、愛煙家の方たちは肩身が狭い思いをする事が多くなってきたのではないでしょうか? しかし、喫煙する方もまだまだ大勢いるのも現状です。 ※ここを読まれている方の中、もしくは身近な方に喫煙やめてほしい!と思っている方はいらっしゃいますか? 実は、平成18年4月より、禁煙治療に保険が適用されるようになり、病院で禁煙の治療が受けられるようになっています。喫煙は「病気」ということです。本気で禁煙を考えているのなら、一度病院に行かれる事をお勧めします。 また、病院に行かなくても、ニコチンガム(「ニコチン置換療法」という禁煙治療に使われるガム)が市販されていますので、試してみてはいかがでしょうか。 喫煙にはどのような弊害があるのでしょうか?そこで、まずは煙草の害について考えたいと思います。 タバコの煙には、4000種類の化学物質が含まれ、そのうち200種類以上は有害物質です。 そして煙草の主な成分といえば、 ・ニコチン ・タール ・一酸化炭素 この3つですね。以下でこの3つについて説明していきます。 ◆ニコチンとは ・主に血管を収縮する作用があり、それによって血液の循環が悪化し、心臓への負担や手足の冷えを起こす。 ・体に吸収されるのが早く、急性ニコチン中毒になりやすい。 ・中毒性があり(中毒量は 1-4 mg) 、通常量でも頭痛・心臓障害・不眠・苛立ちを感じるなどの症状、過量投与では嘔吐、振戦、痙攣、死亡を起こす。 《ニコチンの致死量》 ・成人は40-60mg(タバコ2-3本) ・乳幼児は10-20mg(タバコ0.5-1本)で致死量に達する。 ・「毒物及び劇物取締法」に指定された毒物である。 ◆タールとは ・タールは一般的にヤニといわれている物質。 ・タールはベトベトしたものだが、タバコの燃焼によってタールは気化する。しかし、気化したタールを吸引すると、肺でまたベトベトしたものへと戻ってしまい、これが原因で肺の拡張が制限され、運動時に息があがってしまう。 ・一度体内にタールが入ると、消えるまでに長い年月がかかる。 ・タールには数十種類の発がん性物質が含まれており、長年体内に蓄積されると発がんする可能性が高いといわれている。 ・1日20本のタバコを1年間吸うと、約コップ1杯のタールがたまる。 ◆一酸化炭素とは ・血液中でヘモグロビンが酸素と結合して体中に酸素を運搬している。しかし、タバコの煙に含まれている一酸化炭素は、血液中で酸素と結合するはずのヘモグロビンと、240倍の強さで強引に結合してしまう。結果、その一酸化炭素は体中の酸素の運搬を妨害し、酸素欠乏状態へと陥ってしまう。 ・心臓に負担をかけ、動脈硬化に影響する。 この他にも、二酸化炭素、ベンツピレン、青酸ガス(化学兵器の毒ガスにも使われている)、鉛、ひ素、アンモニア、亜鉛、カドミウム、ダイオキシンなどがタバコの煙には含まれています。 200種類以上の有害物質が含まれるタバコ、あなたはどう考えますか? >>次は喫煙が他人に与える影響を考えてみましょう。
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