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自転車は凶器

 最近、自転車で走行中に歩行者と衝突、ケガや死亡させてしまう事故が大変多いように感じる。実際、年々増加しているのは事実な様で、自転車といえども、悪質なケースは警察が赤切符を摘要している。


 こちらの記事を見ると、暴走自転車で摘発される人の約半数が未成年者だとか。私にも覚えがあるが、特に高校生の頃までは無謀な自転車の乗り方をしてしまうものだ。若さゆえの無謀さだろう。

 しかし、逆に見れば、半数は未成年ではないという事だ。
 いい大人が歩道を暴走し、歩行者の間をすり抜けて走っているのも良く見る。

 ところで、自転車に摘要される道路交通法について、知っている人はどれくらいいるだろうか?
 多くの人が、自転車を歩行者に毛の生えたようなものとしてしか認識していないと思われる。そして歩道を暴走し、歩行者にケガをさせる事故が増える。

  自転車の道交法を知らないまま、赤切符を切られるのも不幸だろう。(当然、いきなり捕まるわけでは無いだろう。警官の指導を無視すればということだろうが)
 捕まって初めて、自転車の道交法を身を持って知る事になる。

 時代の流れから言って、自転車のルールについて何らかの教育が行われていく事になるとは思うが、皆がそれを認知するまでには、長い年月が掛かることになる。

 結局、当面の間は大多数の人は道交法など考えもせず、今日も歩道は自転車であふれかえり、 誰も望まないまま自転車は、歩行者に襲い掛かる凶器となってしまっている。


 警察の地道な指導には頭が下がるが、自転車が歩行者への凶器や、歩道の邪魔者にならずに済む、もっと近い道はないだろうか。




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